あご出汁の温かな味わい。冬の幸せを感じる一杯。

あご出汁の温かな味わい。冬の幸せを感じる一杯。

冬に食べたくなる料理と言えば、おでん、お雑煮、うどんなどがありますが、島のそれらに欠かせないのが「あご出汁」。
独自のうまみと口当たりが上品な味わいは、多くの方々に愛される食材です。

そんな飛魚(あご)の特徴と言えば、魚とは思えないその美しい「羽」。
羽を広げて海上を飛ぶ姿は自然が生み出した正に芸術と言っても過言ではありません。また、その目的は主にマグロやカジキ、シイラなどの捕食者から逃げるためと言われており、滑空時には100m程は飛ぶことが出来るとか。厳しい自然界を逞しく生きるために授けられたその羽は、どこか力強くそして繊細な美しさを感じさせてくれます。


~夏の終わりを告げる飛魚漁の船~
秋風が漂い始めた季節の変わり目の頃、飛魚が北風に乗って五島の海へとやって来ます。その時期にあわせて五島の漁師たちは2隻1組になり、網を引きながら捕獲していく「二艘引き漁法」で飛魚を追い込んでいきます。そんな漁の光景を見ると地元の人々は「秋の始まり」を感じます。

上五島で獲れる飛魚はサイズが小ぶりであり青臭さや油が少ないため、丸ごと焼いて食べたり出汁をとるのに最適だと言われています。今や日本を代表する高級出汁の原材料として多くの方に愛されています。


~小さな飛魚から旨味の出汁へ~
昔から、上五島では飛魚が獲れると各家庭の軒先で七輪で飛魚を焼き、保存食として親しまれていました。淡白な味わいの飛魚は焼いてそのまま食べてもおいしく、ご飯やお酒のおつまみ等にとても重宝されています。また、焼くことによって旨味が凝縮されるため、ひとたびお湯に入れればその香ばしい香りとおいしさに驚かされます。

近年、全国的に知名度を上げている「あご出汁」ですが、やはり上五島で作られた「あご出汁」は小ぶりの良さを生かし、うまみ成分が豊富に含まれているので他とは違う格別な風味。もう一つの特産物である「五島うどん」のつゆとして、一口すすればまさに至福。伝統の味は今もなお輝き続けています。

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